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概念として捉えれば論文は書ける

 

食欲の秋、読書の秋、そして学生は論文の書き方に泣く秋なのです。実は、論文の書き方の前に知らなければならないのが「論文とは何なのか」ということです。それには「一連の研究のプロセスの意味」を知らなければなりません。そのためには「研究とは何なのか」を知っていなければなりません。研究には、証明するための実験が必要ですが、それは「なぜ必要なのか」を知っていなければなりません。

これらを概念的に捉えることができれば、論文の書き方がスッと腑に落ちるのです。

日本学術振興会の科学研究費 審査委員名簿として既に公開されているとおり、感性情報学・ソフトコンピューティングAと挑戦的研究の審査委員の経験から分かったことは、研究分野の違いに関係なく、研究とは、何を押さえておけば良いかということを概念として持っている人の研究計画書の文章は違うことでした。そこで、論文の書き方において概念化ができるように記載したのが本書なのです。