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感性看護とは

· Book

感性看護を支援するデザインの考え方小児看護 8月号、へるす出版,2021

何度かの入院経験のある人であれば、看護師に求めるのは、医師に求めるものと異なったはずです。一言でいえば、心ある対応です。俗っぽく言えば優しい対応です。優しい対応とは患者である自分の弱った心を知てくれた上での対応です。

この対応を可能にするのは、ケアの知識とテクニックに基づいた患者を思う心によるものだと思います。つまりは、患者の心(=感性)に焦点を当てた看護と言うことになります。これは、ユーザーの心(=感性)に焦点を当てたデザイン、つまり感性デザインと同じです。

抜粋「・・・揺れ動く人の感性を予想して、より良い方向に導くための設計は、計り知れない恩恵をもたらしてくれるからです。本稿では「患者の感性に焦点を当てた問題解決行為」を「感性看護」と称し、感性看護を支援する「考え方」をツールの紹介をとおして記しました。ツールは、遠隔操作が可能であるか、デジタルツールとして機能するか、または融合させることが可能なものです。・・・」

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